Bread&Butter7巻 「沙奈と柚季が持つ、女性の強さが表現されている!」

2018年4月30日に最新7巻が発売された。

柚季はパン屋をリニューアルするために、一人で店をマフィン屋を経営している沙奈に話を聞くことにした。

沙奈は生活に溶け込むものを作ることが自分らしさだと考え、専門学校では製パンコースを選ぶ。しかし「特別な日」のケーキにも憧れがあった。

そんな中、同じクラスの実家がパン屋を経営しているという角田と出会い、恋仲となり、結婚した。

二人でカクタパンを継ぐという夢も生まれ、新婚旅行にも行かせてもらえ順風満帆だった。

 

しかし、沙奈がロンドンで出会ったアフタヌーンティーで全ては一変する。
沙奈は今まで「特別」と「日常」は別なものと考えていたが、スコーンやマフィン、カップケーキはそれが融合されたものだと気付いたからだ。

帰国後、カクタパンで奔走する角田に刺激され、自分も店主の義父にスコーンを提案した。
しかし客に別売りのジャムやクロテッドクリームを買ってもらい、自分でリベイクしてもらうという沙奈の考えはカクタパンのお得感を求めてやってくる客のニーズには合わないと一蹴された。

義母には息子は沙奈のおかげで…二人一緒ならカクタパンの後を継げることができるかもしれない思ったという夫の覚悟を聞かされ改めて沙奈は他のことをやってみたいなどという思いは許されないと感じた。

 

しかし、目を閉じて思い浮かぶ夢は鮮やかであきらめることができない…

 

自分のやりたいことを職業にしている人は少ないです。やりたいことを職業にすると、仕事とした時割り切ることが難しい場面に出会うから。沙奈はアフタヌーンティーという、日常と非日常が融合したものに出会い、自分のやりたいことが明確になりました。

 

その代わりの代償は大きく、毎日一人で頑張らなければいけない日々。でも納得しているからこそ、後ろは振り向かない、前だけを見て歩かなければいけない状況にも楽しさを生み出して行くことができる。

 

 

柚季は、洋一と生きていくために現実的なパン屋にするべく奔走するが、実は洋一がまだ漫画を描きたいのだということに気付く。しかし洋一は迷いながらも、パン屋を続けながら柚季との日々の生活を一緒に楽しむ方がいいと割り切ったが、1ミリも迷っているのなら決めなくていいと言われ…

 

1巻での洋一は、人生のテーマは中庸だと話しています。私も0か100なところがあるので、この中庸という言葉はすごくしっくりきます。
この両極端な性格、実は本人よりも周りが迷惑だったりするんですよね(笑)
だから周りとのバランスを考えて、洋一なりに努力をしてきたんだと思います。

 

柚季はパン屋という新しい夢を見つけました。もし洋一が漫画を描いたとしても、自分がこのパン屋をやっていきたい。このパン屋に自分の想いを乗せていきたい。すごく共感できました。
沙奈と柚季、どちらにも共通していることは、自分のやりたいという思いにきちんと責任を持っているところです。

 

やりたいことができなかった。そういう人が大多数だと思いますが、人生そういう場面に何回も出会います。仕方がないんです。でもそれで終わりじゃない。たくさんの出会いを大切にして、たくさんのご縁をつなげていって…

沙奈も柚季も、たくさんの出会いがあったからこそ、ここまで来れたんだと思いました。
1巻から7巻まで、柚季は自分を退職に追い込んだ生徒とも、自分で折り合いをつけました。

 

洋一も柚季の優しくてふんわりとした雰囲気の中にある強さに惹かれたんだと思います。
今回の7巻は沙奈と柚季が持つ、女性の強さが取り上げられていました。
一つ一つの絵もとても丁寧に描かれています。今まで読んだことがない方も是非一度読んでみてください。

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