坂本先生は逃げ出したい!1巻感想!「やめたくてたまらないサラブレット教師!」

 

 

昨今の学校はあまりポジティブな印象はなく、どちらかと言えばネガティブな印象で満ち溢れています。

イジメ問題や各種ハラスメントは生徒・教師等の立場や年齢に関係なく起り、生徒は勿論、嘗ては教職に夢を抱いた人間も「学校に行きたくないな」と思ってしまうという話を耳にする程です。

 

さて、本作の主人公である坂本先生は、先祖代々教職という正に教師のサラブレッドです。同僚への対応も生徒への対応も完璧で、信頼も篤い。

 

しかし、そんな彼の完璧な教師ぶりは先祖代々脈々と受け継がれてきた膨大なマニュアルによる賜物で、本人は教師なんて自分には向いていないとして、辞めたくてたまりません。ただただマニュアルに従ってきただけの人生にもうんざりしています。

 

 

 

そんなある日、彼は辞表の提出を試みようとします。しかし、辞表を提出しようにも中々校長先生のもとに届きません。

 

ひょんな事から同じく教師を辞めたくてたまらない不真面な同僚の南波先生も加わり、学校をクビになる為の様々な画策を行うのですが、いずれも不発に終わります。

 

それどころか、逆に校長先生や生徒からの信頼は篤くなっていく一方で、中々辞めるに辞められなくなってしまいます。それどころか、校長先生のお気に入りばかりを集め、管理職候補として育てられる「第二職員室」への異動を命ぜられてしまうのです。

 

 

 

本作はそんな坂本先生と南波先生のちょっとおマヌケな「教師を辞める為の奮闘」も見所ですが、非常に個性的な「第二職員室」メンバーにも注目したいところです。

 

男子の妄想をそのまま具現化したような読者サービス担当の椎名先生、突っ込みどころ満載である意味本作の顔である学年主任兼歴史教師の矢的先生、化学教師キャラとして期待を裏切らないほどマッドサイエンティストな城戸先生など、本当に出世確定コースに乗っかった先生なのか疑いたくなる程の面々ばかりです。

 

特に兜と面を被り日本刀を振り回す(でも首から下は普通にスーツ)矢的先生のビジュアルとキャラクターのインパクトは群を抜いています。

 

校長先生の事はお屋形様と呼び、校内の曲者は重たすぎる日本刀で切り刻む姿に狂気を感じます。因みに、描写が少ないので判り難いですが、顔(?)に似合わず身体が妙に艶かしい、たぶん妙齢の女性です。

 

 

 

そんな個性的な面々に囲まれ、より一層教職及び勤め先の学校を辞めたくなるのですが、一方で生来の生真面目さと

マニュアルとは言え染み付いてしまった理想の教師像が裏目に出てしまい、坂本先生は益々辞めづらくなっていきます。

 

果たして、坂本先生は今後無事に本音を言える日は来るのでしょうか。でも個人的には、あんな無茶苦茶な職場だったら逆に勤めたいなぁと思ってしまいます。

 


 

 


 

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